2012年6月29日金曜日

初出勤!


こんばんはー。いのうえです。昨夜ペレスセレドンに着いて、早速今朝からペレスセレドン自立生活センターで働いています。8時出勤で早いなーって思いながらホテルから外に出ると、もう町はちゃんと動いているんですね。

ぼくも昨夜サンホセから着いたのですが、他のメンバーも大事な交渉があって、やはりサンホセから夜到着していました。しかしぼくが事務所に着くとみんなもう出勤して、色々やっていました。この月曜日に新しい事務所に引っ越したばかしなので、まだ色々整理しないと行けないものがたくさんあるのです。ぼくはメインストリーム協会の事務所が新しくなったタイミングでコーディネーターをやったのですが、あれこれ揃えないといけないものを瑠美が買いに行ってたのを思い出しましたね。

朝はもちろん朝礼から、今日はマイノルが司会でした。ウェンディは、ホンジュラスで権利条約関係の会議があってカロルと一緒に行っています。ルイスAは、サンホセからプンタレナスへ帰省。ルイスHは、昼から出勤なので、事務所の中は比較的余裕ある状態。


事務所の中はざっとこんな感じです。















上から会議や面接に使う部屋。自立体験室。まずスサーナが使うという案もあります。そしてトイレ。シャワーもついてます。この他、まだ使い道が決まっていない部屋が二部屋と倉庫になっている部屋。洗濯機が設置してある部屋もあります。

いつになく緊張してるアレックスが笑ける

さて、午前中は洗濯機を設置したり、インターネットの接続に業者の人が来たり、かなりばたばたしていました。その間に借りる部屋を見に行ったり、初日からかなり慌ただしく働いています。午後は4人の人が新人研修の面接に来たので、一緒に入って見学していました。来週7月4日〜6日の3日間の予定で、このセンターで初めての新人研修が開催されます。なんと30人も来るらしく、さてどんなことになるのか、期待と不安が入り交じる感じです。週が明けると準備に入らなくてはなりません。












昼過ぎから、昼食を兼ねてジゼルが作ったパスタでささやかな歓迎会をやってくれました。新しいことが次々と起こりついていけるか不安もあったのですが、一日が終わる頃にはペースも分かりいつにない充実感とともに今日の仕事終了。昨日の社会保険庁との交渉については、また詳しく陽子さんに伝えてもらおうと思いますが、これによってまた大きく前進できる可能性も出てきたので、これからぼくがいる5ヶ月はかなり忙しい滞在になると思います。これからも、このブログで日々の活動を伝えていくので、どうぞよろしくお願いします。

2012年6月10日日曜日

6月8日(金)の一日

今日はスサーナです。6月8日金曜日の事務所の様子です。

今日は、自立生活センターにとって、とても実りのある充実した1日になりました。いろいろな活動があり、忙しい1日になりました。
とても素敵な感動する形で1日がはじまりました。朝礼を担当したハナが、チームワーク、お互いを支えあうことの重要性を話してくれました。ハナは今日リーダーとしての資質を見せてくれました。




午前中、政策に関するワーキングチームが集まり、現政権で力のあるMovimiento Libertario(自由運動党)という政党に対して行うプレゼンテーションの準備をしました。
このプレゼンテーションは6月11日月曜日に国会で行われます。ここには、9名の国会議員と政党のアドバイザーが参加する予定です。グループからは、ジセル、ルイスH、ウェンディとルイスAが参加予定です。
今日のミーティングでは、自立法の採択を促進するために、今回のプレゼンテーションで取り上げるポイントを決め、グループ内での意見を統一させました。




その間、介助派遣を担当するチーム(Karol,Alex,Susana)は、6月末に予定している初めての介助者養成研修の内容や、6月12日火曜日に予定している介助希望者へのオリエンテーションの内容について話し合いました。
介助者になることを希望している人たちが、たくさん事務所を訪れています。私達も、一緒に社会を変えていく、第1グループとなる10名の介助者と活動を始めることに大きな期待を持っています。




そして、午後はみんなで集まり、国会にプレゼンテーションに行くチームが戦略を共有し、それについて意見交換や、より良い交渉をするためのアイデアを出し合いました。

2012年6月7日木曜日

国会にてコミットメント文書署名式


5月29日にペレセレドンのデモ行進と並行で行われた国会のセレモニーに、WendyとSusanaが参加しました。自立法採択に向けて存在感をアピールしてきました。その様子をWendyがレポートしてくれました。

529日はコスタリカで障害者にとって非常に大切な日が祝われました。

障害者デーです。この日は機会均等法(法律7,600号)が制定された日で、今年で16年になりました。この法律は障害者の社会参加を促す第一歩となったもので、この法律は、自己決定による自立生活を支援する人権パラダイムへの移行を促すきっかけになったものです。

この日に国会の新しい幹部委員会によるコミットメントの署名式が開催されました。代表して国会議長であり、PASE (差別のないバリアーフリー党)1員であるVíctor Manuel Granados 議員が参加しました。

このコミットメントのひとつの項目は法案第17,3005 「障害者自立法」への支援が書かれています。もしこれが採択されれば障害者の介助サービスの支払いが政府によって保証されることになります。これにより障害者の自立を可能にするための手段を手にすることを意味します。そして、自立は、仕事を持って、家庭を形成し、勉強する機会も与えられることになるのです。

このセレモニーでは、国会議員全員に対して、このコミットメントは特定のグループだけを対象にしたものではなく、全国のすべての障害者に対するコミットメントであることが強調されました。そして障害者は人間であり、単なる統計のために数えられているのではないということが伝えられました。

私たちが必要としているのは支援であり、あわれみではありません。
今後の戦略を私たちの仲間であるEricka Álvarez(住民活動党「PAC) と議論してる場面。

Ernesto Chavarría議員との協議、自立生活プロジェクトと障害者の自立について自由党(Movimiento Libertario)の全員に紹介をすることに合意した。
             Wendyによるコミットメント文書の読み上げ         
   (大役をまかされ、自立生活グループの存在感をアピールしました!)

法案17,305に関する協力に対するコミットメントの署名と受け取り書にも署名。国会議長のVítor Manuel Granados議員が署名・受け取り。


2012年6月5日火曜日

障害者デー デモ行進

機会均等法制定から16年

今日は、健常者スタッフのアレックスが担当です。



待ちに待っていたこの日がやってきました。楽しみにしていた反面、人が集まってくれるか、とても心配でした。私達は早く集合場所に行き、参加者を待ちました。時間が経つにつれて人が集まり、その数は300人ほどになり、とても驚きました。



参加した政府機関、NGO関係者、マスコミの人たちは、自分達の権利を主張する組織された私達のグループを見て、とても驚いていました。町を歩く人たちや仕事をしている人たちも、私達の姿に関心を持ってくれ、歩いていくにつれデモ行進の列も大きくなっていきました。



このような活動は障害者だけでなく、社会全体をとても盛り上げるので、もっと頻繁に行うべきだと思います。地方自治体や、マスコミ、自立生活運動を応援してくれる人たちと一緒に、私達が目指している社会を創って行きたいです。